火災保険の基礎知識

火災保険って何?補償内容は火災だけではない!?

投稿日:2019年3月11日 更新日:

多くの方が住宅購入時や賃貸契約時に火災保険に加入にしていますが、火災保険の補償内容をきちんと理解できている人は少ないのではないでしょうか。火災保険は「火災」保険という名前から、火災の時だけに使えると思っている人もいますが、他の自然災害などでも利用できます。どのような補償内容があるのかしっかりと理解しておきましょう。

火災保険とは

火災保険は損害保険の一種で、保険の対象となる建物や家財に火災やその他自然災害で損害が生じた場合に補償を受けられる保険です。

「火災」保険という名前から火災にしか使えないと思っている人も時々いますが、火災以外にも風災や水災、雪災などの自然災害で損害を受けた場合にも利用することができます。そのため、最近では「住まいの保険」というような名称を使うことも増えてきています。

なお、地震や噴火、それらによる津波を原因とする損害は火災保険では備えることができず、別途地震保険に加入する必要があります。

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火災保険の基本補償内容はどんなものがあるの?

火災保険の基本は、住宅火災保険と住宅総合保険になります。最近では幅広いニーズに対応するために各保険会社も損害の種類をカスタマイズできるようになっている事が多いです。補償内容を理解しご自身の住環境に合ったベストな火災保険に加入する事で充実した補償内容で保険料も抑えられるでしょう。

住宅火災保険 住宅総合保険 内容
火災 失火・延焼・ボヤなどの火災の損害に対応
落雷 落雷による損害に補償
破裂・爆発 ガス漏れなどによる破損・爆発の損害を補償
風災・雪災・雹災 風災・雪災・雹災の損害を補償
水災 × 台風や豪雨等による洪水などの水災の損害を補償
水漏れ・飛来 × 自動車の飛び込みや排水管の故障による水濡れ損害に対応
騒擾・集団行動等に伴う暴力行為 × 集団行動などに伴う暴力行為・破壊行為による損害を補償
盗難 × 盗難による盗取や損傷・汚損などの損害を補償
不測かつ突発的な事故 × 子どもが室内でボールを投げ、窓ガラスが破損してしまった等の損害に対応

火災

皆さんの多くが火災保険と聞いて想像する補償です。失火・延焼・ボヤなどの火災の損害を補償します。延焼の被害を受けても火元に重過失がなければ損害賠償請求できないので、自分で火災保険に加入して備える必要があります。

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落雷

落雷によって火災が起きた、屋根等が破損した、過電流で家電が故障したといった落雷による損害を補償します。落雷による保険金の支払は意外と多く、火災と破裂・爆発の合計よりも支払件数が多くなっています。

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破裂・爆発

ガス漏れなどによる破損・爆発の損害を補償します。火災、落雷とともに外すことができない基本補償として含まれていることが多いです。

風災・雹災・雪災

台風、旋風、暴風、暴風雨等による損害(風災)、雹またはあられによる損害(雹災)、豪雪の際の雪の重み、雪の落下などによる事故または雪崩により生じた損害(雪災)を補償します。

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水災

台風、暴風雨、豪雨などによる洪水、高潮、土砂崩れなどにより生じた損害を補償します。融雪洪水も雪災ではなく水災での補償です。地震による津波は補償対象外で、地震保険に入って備える必要があります。

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水漏れ・飛来

排水管の故障や他人の戸室で生じた事故による水濡れ損害(水漏れ)、自動車の飛び込み等による損害(飛来)を補償します。水漏れは特にマンション等の集合住宅でおすすめの補償です。

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騒擾(そうじょう)・集団行動等に伴う暴力行為

集団行動などに伴う暴力行為・破壊行為による損害を補償します。

盗難

盗難による盗取や損傷・汚損などの損害を補償します。盗まれたもの自体の損害だけでなく、盗難のために窓ガラスやドアを破壊されたというような損害も補償対象です。

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不測かつ突発的な事故(破損・汚損)

子どもが室内でボールを投げ、窓ガラスが破損してしまった等、事前に予測して防ぐことができず、突発的な事故によって建物や家財を破損・汚損させてしまった場合に補償を受けられます。

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火災保険の基本補償対象は?

火災保険は何を対象とするかも重要になってきます。「建物のみ」の契約、「家財のみ」での契約、「建物+家財」でのご契約と保険をかけたい部分を選択する事ができます。

建物とは建物本体やそれに付随しており動かすことのできないものとなります。敷地内にある納屋や車庫、門、塀なども建物の一部として補償の対象となります。ただし、契約時に門・塀・垣、物置・車庫等を除く旨を申込書に記載した場合は対象外です。保険の対象の範囲は保険証券に明記されていますので確認しておきましょう。

家財では、特別の約定がない限り保険証券記載の建物に収容されているものは保険の対象となります。しかし、1組30万円以上の美術品など保険証券に明記されていないと補償の対象とならないもの(明記物件)もありますので、加入の際には保険会社と相談し補償したい家財について漏れがないようにしましょう。当然、補償の範囲が増えれば保険料も高くなりますが、火災保険は大切な住居を守る保険なので加入の際はご家族でしっかり相談する事が大切です。

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免責事項に注意

火災保険の補償範囲はとても幅広く、すべてのケースを細かく約款などに記載する事は困難です。お住まいの地域の条件によって起こり得るリスクも変わってくるでしょう。火災保険も損害保険の一つです。損害保険は偶然の出来事による損害を目的とした補償という大前提があります。事故の原因や損害の程度によって免責(※)や対象外となってしまう事があるので補償の対象となるか心配な内容は保険会社や代理店に確認しておきましょう。

※免責とは

火災保険などにおいて、免責とは損害が発生しても保険会社が保険金支払責任を負わない(=責任を免れる)場合をいい、被保険者が自己負担で賄わなければいけなくなってしまう事です。事故事由により「免責」と判断されてしまえば保険金を受け取れません。一部金額か全額かなどの判断により自己負担額が変わります。

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