火災保険の基礎知識

空き家にも火災保険は必要?

投稿日:2019年3月7日 更新日:

転勤で家を空けることになった、実家を相続したけどだれも住む予定はないなど理由は様々ですが、空き家を所有することになった方もいるかと思います。空き家を所有することになった場合、火災保険には加入するべきなのでしょうか? 

空き家に考えられるリスク

空き家であれば火を使わないから火災保険は必要ない、という考えは誤りです。空き家は人が住んでいる住宅よりも管理が徹底されていないことが多く、放火の被害に遭いやすいです。また、放火されなくても、電気系統からの火災や自然災害の被害に遭う可能性もあります。そのような場合に火災保険に入っていなければ保険金を得ることができません。

また、空き家の所有者が第三者に対して賠償責任を負う場合も考えられます。屋根の一部がはがれて近隣の住宅に被害を与えたり、塀が倒れて道路をふさいでしまったりした場合です。そのような場合に備えて保険に加入する必要はあります。

田舎で資産価値がある物件ではないから火災保険はいらないと考える方も、賠償責任を負う可能性がある、火災や自然災害等で倒壊しても撤去費用がかかるということを認識して改めて火災保険への加入を検討してください。

 空き家に火災保険はかけられる?

空き家に火災保険をかけることを決めたとして、そもそも火災保険に加入できるのかという問題があります。空き家を引受していない保険会社や共済もありますが、建物が廃屋のようになっているなど管理されていない状態でなければ「一般物件」として契約が可能です。

「一般物件」として、とはどういうことでしょうか?火災保険は建物の用途によって保険料が変わります。用途によって事故のリスクが異なるからです。個人の建物では住居専用として使用する「住宅物件」と店舗や事務所などの住居以外に使用する「一般物件」に大別されます。空き家は居住用の建物とみなされず、店舗や事務所と同じ一般物件として契約するのが一般的です。この場合、住宅物件より保険料が高くなります。

空き家であっても一般物件ではなく住宅物件として契約できる場合もあります。普段は空き家だけど、家財が備え付けてあり定期的に宿泊しているなどの場合は住宅物件として契約できる場合があります。また、転勤で一時的に空き家になっているが、戻ってきて引き続き居住する予定があるという場合も同様です。いずれにせよ保険会社による判断となりますので、保険会社や代理店に相談してみるとよいでしょう。

地震保険には加入できる?

日本は地震が多く、東日本大震災以後は地震保険の加入率も上昇してきています。地震を原因とする建物・家財への損害は火災保険だけでは補償されず、地震保険への加入が必要なため、空き家にも地震保険をかけたいという人がいると思います。それでは地震保険に加入することができるのでしょうか?

空き家で地震保険に加入できるかは、一般物件としての契約か住宅物件としての契約かによって異なります。一般物件の場合は地震保険に加入することができず、住宅物件の場合は地震保険に加入できます。なぜなら、地震保険は生活の再建を助けることを目的とするものだからです。

個人賠償責任保険や施設賠償責任保険も検討しよう

空き家において、屋根の一部がはがれて近隣の住宅に被害を与えるなどで損害賠償責任を負う可能性があることを最初に説明しました。そのリスクには、個人賠償責任保険(住宅物件の場合)や施設賠償責任保険(一般物件の場合)で備えることができます。他人の家を壊してしまった場合や人にけがをさせてしまった場合は損害賠償額が高額で預貯金では支払いきれない可能性もあります。万が一に備えて火災保険に個人賠償責任保険や施設賠償責任保険もプラスして契約することも検討しましょう。

火災保険は比較で安くなる!
火災保険は比較で安くなる!

-火災保険の基礎知識

Copyright© SBI Holdings Inc. All Rights Reserved.