火災保険の選び方

断水はなぜ起こる?備えておくべきことは?

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自然災害が起こると、断水により突然水が使えなくなる可能性があります。飲料水や生活用水が使用できなくなってしまうと、生活に大きな支障がでてしまいますよね。事前にしっかり断水の対策をしておくことで、被害を最小限に留めておくことができるかもしれません。この記事では、断水が起こる原因や万が一のときの対策、水害に役立つ火災保険などについて解説していきます。

断水とは

断水とは、主に上水道の送水が停止してしまう状況のことを言います。水洗トイレが普及している都市部ではトイレが使えなくなることもあります。

主な5パターン

断水の原因

水道管の破裂による断水

→地震、凍結、水道管の劣化にて発生

土砂崩れや豪雨による断水

→貯水池に土砂や流木が流れ込んでしまい発生

水不足による断水

→少雨や温暖化に伴いダムが干上がり発生

電気系統のトラブルによる断水

→設備の老朽化や停電にて発生

計画的な断水

→水道工事や設備の点検などにともない発生

断水情報は、各地域の水道局または自治体のホームページで確認できます。計画的な断水の場合は事前に告知されます。

断水に備えるには?

一般的に水道が復旧するのに3日程度かかると言われていますが、大規模な災害発生時は復旧作業の長期化に伴って避難生活が長引く恐れがあります。余裕をもって1週間分以上の備蓄を用意しておくことが望ましいでしょう。

飲料水の備蓄

断水中に直面する問題として最も深刻になることが、飲料水の確保です。人が一日に必要な飲用水はおよそ2.5リットルとされているため、家族の人数分備蓄しておきましょう。

生活用水の備蓄

日常生活において、トイレを流したり身体を洗う際の水も重要です。断水の危険性を感じたら、まずはお風呂のバスタブに水を張っておくことで万が一のときに活用できます。

衛生用品の備蓄

断水中は手が洗えないためウェットティッシュを用意しておきましょう。また簡易トイレをストックしておくことでトイレの断水に備えることが可能です。

ワンポイントアドバイス

断水時に災害時給水ステーションで給水するにはポリタンクが必要になるため、ポリタンクも事前に用意しておくと安心です。

断水が起こったら?

止水栓を閉じる

断水が発生したら、まずは「止水栓」を閉めておきましょう。トイレや給湯器止水栓、洗濯機の元栓も閉めておくことが重要です。これらは通常、水道メーターボックスの中やトイレ、給湯器本体の近くにあるので、事前に場所を把握しておくと安心でしょう。
水道を使用しているときに災害などで急に水が止まってしまうと、びっくりしてそのまま水栓を閉め忘れてしまうことがあります。止水栓を閉じないまま突然水道が復旧すると、水が出ていること気づかずに室内への漏水や階下への浸水に発展する恐れがあります。

水道をひねらない

断水中でもしばらくの間は水道管に残っている水が出ることがありますが、水道管が破裂したり損傷したりした状態で水道を使用してしまうと、工事に支障がでたり最悪水道が使えなくなったりする恐れがあります。またトラブル中の水道水は衛生が担保されていないため、決して飲んだりしないようにしましょう。

断水復旧後も注意

水道が復旧すると、一時的に土やサビなどの異物が含まれた濁った水や白い水が出てくる場合があります。それらの濁り水がトイレや給湯器、洗濯機の中に入ると、故障につながったり詰まってしまう可能性があります。断水復旧後は、洗面所やキッチンの蛇口を開けて透明な水になるまでしばらく出しておきましょう。

洗濯機の水を使用する場合は、元栓を開いた後に1度排水してサビが混ざったような水が出ないことを確認します。洗濯機から放水を行う際には水道管などに溜まった空気が一気に飛び出してくることがあるため、水の飛散にも気をつけましょう。トイレや浴室はサビや汚れがたまりやすい場所なので、一番最後に水が使えるかを試すのが望ましいです。

火災保険で賄える部分は申請しよう

断水が発生するときには、台風や豪雨、土砂崩れなどを伴うことがほとんどです。二次災害による浸水や漏水を起こす可能性もあります。自然災害に伴う水のトラブルに関しては、火災保険で補償してもらえる可能性があります。

火災保険が役立つ事例

以下のような被害に遭ったときには、火災保険がおりる可能性があります。

「水災補償」

▼例えばこんなとき
台風や豪雨の影響で、住宅付近の川が氾濫してしまい、床上浸水の被害が出た

高潮が発生したため、防波堤を超えた海水や海にあった漂流物が住宅に流れ込み、住宅が大きく壊れた
大雨による土砂崩れが起こってしまい、土石流で住宅が流された

水災
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「水濡れ補償」

▼例えばこんなとき
天井の配管から水が漏れ、天井や壁だけでなく家具や家電が壊れたり汚れたりした
お風呂の排水溝の詰まりやトイレからの水漏れによる漏水で床を貼り替えた

水濡れ被害
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万が一のために見直しておこう

火災保険は、補償内容や保険料、サービスの改正が都度行われています。また火災保険は、家族構成や生活スタイルによって補償内容のニーズも変わるものです。家族が増えると室内設備も増えるので損傷リスクが上がったり、住居設備によって修理費も変わってきます。今の火災保険の内容が本当に今の自分の生活や家族構成にとってベストな内容であるのかを、一度しっかりと見直してみることをオススメします。

効率よく保険会社を探すには一括見積もりサービスが便利です。一度の情報の入力で複数社から火災保険の見積もりを取ることができます。一社一社個別に見積もりを依頼する手間が省けます。利用は無料なので、ぜひ気軽に利用してみてください。

保険の請求方法は?

請求する流れ

step
1
保険会社に連絡

まず、契約する保険会社にトラブルが起こったことを連絡してください。契約者氏名、保険証券番号、事故内容、被害状況などを伝えることとなります。

step
2
保険会社から必要書類等が送られてくる

保険会社に連絡すると、保険金の請求に必要な書類や案内が送られてきます。内容をしっかりと確認するようにしましょう。

step
3
保険会社に必要書類の提出

保険会社からの案内に従って必要な書類を用意して保険会社に書類を提出しましょう。保険会社指定の保険金請求書、修理費用の見積書、被害の状況がわかる写真などが必要となります。

step
4
保険会社による鑑定人の調査

鑑定人が被害状況の確認・調査を行います。調査結果と契約者からの申請書類などをもとに保険金の支払対象か審査を行い、支払われる保険金の金額が確定します。

step
5
保険金の入金

保険金の金額が確定したら、契約者指定の口座に保険金が支払われます。

まとめ

今回は断水が起こる原因や万が一のときの対策、水害に役立つ火災保険などについて解説しました。事前の断水対策から復旧後の注意点までしっかり行うことで、被害を最小限に留めることができるかもしれません。また水害に遭った際は、火災保険の補償が役立つ可能性もあります。今の特約の条件が曖昧な方や、新たに加入予定の方は一括見積もりサービスを利用して効率よく補償内容や保険料を比較してみることをおすすめします。

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