火災保険の選び方

火災保険はネット型と代理店型どっちがおすすめ?特徴や選び方を解説

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住宅を購入した際に加入する火災保険は、大きくネット型と代理店型の2種類にわけられます。近年では保険料が安い傾向にあるネット型が注目されていますが、代理店型との違いにはどのようなものがあるでしょうか。

この記事では、火災保険のネット型と代理店型それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめました。火災保険の契約をどちらで結べばよいか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

ネット型火災保険の特徴

ネット型火災保険とは、申し込みから契約、保険請求などのすべてをインターネットや電話を経由して自身で行う火災保険のことを指します。大きな特徴としては、契約や保険金請求の際に保険代理店や保険営業担当者を介さず、契約者が保険会社と直接やり取りをすることがあげられます。このことから「ダイレクト型」や「通販型」「直販型」などとも呼ばれています。

火災保険は保険金を請求する機会が少ないこともあり、手軽に契約できることを魅力に感じる人が増えており、ネット型への注目が増しています。

ネット型火災保険に加入するメリット

ネット型火災保険の主なメリットは、下記の3つがあります。

  • 保険料が安い
  • 必要な補償内容を選択できる
  • 24時間いつでも契約申し込み可能

ネット型保険が注目されるもっとも大きな理由は、毎月支払う保険料が安いことです。保険料が安い理由は、代理店型と比べて営業や事務手続きなどに必要な中間コストが削減できるからです。それ以外にも、豊富な補償内容の中から必要な補償だけを選択できるので、不要な保険にかかる保険料が削れる点も保険料が抑えられる理由の一つです。

また、保険料が安いにもかかわらず補償内容は代理店型と変わらないのも魅力です。さらにインターネット上で申し込みができるため、24時間いつでもどこでも契約ができることも、忙しい現代人にとって大きなメリットとなっています。

ネット型火災保険のデメリット

ネット型のデメリットは、担当者によるサポートが受けられないことです。なので、保険商品の比較や補償内容の見直し、保険金の請求などをすべて自身で行わなければなりません。

とはいえ補償内容や事故対応について相談したい場合は、保険会社の相談窓口で問い合わせを行うとサポートを受けることができます。「火災保険の知識が少なくて不安」という人でも安心して契約できるようなサポート体制となっています。

代理店型火災保険の特徴

代理店型火災保険とは、保険会社から委託を受けた契約窓口で取り扱われている火災保険のことを指します。大きな特徴は、営業担当者が契約手続きや保険金請求、契約更新の連絡、最適な保険商品の提案など、幅広いサポートを行ってくれる点にあります。

これはネット型にはないサービスであり、2021年度募集形態別元受正味保険料割合表によると火災保険の元受正味保険料(保険会社が収入する保険料から諸返戻金を控除したもの)の94.9%が代理店扱いのものです。

代理店型火災保険に加入するメリット

代理店型火災保険のメリットは、下記の3つがあります。

  • 火災保険のプランを提案してもらえる
  • 契約後も対面で手厚いサポートが受けられる
  • 生命保険や医療保険の相談もできる場合がある

営業担当者が契約者に適したプランを提案してくれます。なので火災保険の知識を持っていなくても、自身のニーズに合った保険商品を比較・検討できます。契約後も、更新や補償内容の見直し、変更手続き、請求業務などのサポートを対面で受けることが可能です。わからないこと・疑問に思ったことをその場で聞けるため、書類不備の発生も防ぐこともできます。

代理店によっては火災保険以外の保険商品を取り扱っている場合があるので、窓口の一本化ができることもあります。営業担当者が同じだと保険について頼れる人がいる安心感を得られるのもメリットです。

代理店型火災保険のデメリット

代理店型火災保険のデメリットは、対面手続きが必要な点と自身に最適な代理店を見つけるのに時間がかかる点です。代理店型はネット型と違い、原則として対面での手続きが必要です。そのため、店舗に立ち寄るための時間調整を行わなければならず、手続きに時間がかかる傾向にあります。

また、営業担当者との相性はとても重要です。人柄が合わない、しつこい勧誘を受けたなどの理由で新しい代理店探しをする人は少なくありません。自身に合った代理店を見つけるには複数の店舗を回る必要があるため、膨大な時間がかかってしまう可能性があるのは大きなデメリットです。

結局どっちの火災保険がいい?それぞれのおすすめの人を解説

火災保険は、ネット型と代理店型のどちらでも補償内容に大差はなく、双方にメリット・デメリットがあるためどちらを選ぶべきかは一概には言えません。保険を選択する際にはポイントを抑えておくとよいでしょう。

こちらでは、契約窓口ごとにどのような人におすすめなのかを紹介します。

ネット型火災保険がおすすめの人

ネット型火災保険は下記の人におすすめです。

  • 保険料を安くしたい人
  • 火災保険の知識がある人
  • 自由に補償内容を設定したい人
  • 好きな時間に契約したい人

ネット型は人件費やテナント代が必要ないため、その分保険料を安く設定していることが大きな魅力です。補償内容は代理店型と大きな差はないため、火災保険の知識を持っていて自身で比較・検討しながら十分な補償内容を選べる人におすすめします。

また、店舗に足を運ぶ必要がないので、営業時間や自身の仕事の都合に左右されずに契約を済ませたい人はネット型火災保険を選ぶとよいでしょう。

代理店型火災保険がおすすめの人

続いて、代理店型火災保険がおすすめの人は下記のとおりです。

  • 火災保険の知識が乏しく自身で選べない人
  • 手厚いサポートを希望する人

代理店型の最大のメリットは、保険のプロがサポートしてくれることです。自身に火災保険の知識がなくても、保険に求める内容や自身の情報を伝えることでその人に合ったプランを提案してくれます。また、見積もりや申込書の作成、事故が起きた際の保険請求もサポートしてくれるので、保険のことに不安のある人には代理店型がおすすめです。

まとめ

火災保険は、ネット型と代理店型の2種類があります。

ネット型火災保険は、保険料が比較的安く、必要な補償だけを選択できることが魅力です。代理店型は時間的制約があるものの、保険のプロがサポートしてくれる安心感があります。

どちらが優れているか一概には言えませんが、大切なのは自身が重視したいポイントを明確にすることです。そのためには、不動産業者に紹介された火災保険にそのまま加入するのではなく、一括見積もりサービスで保険料や補償内容・サービスをしっかり比較して決めることをおすすめします。

火災保険一括見積もりサービスなどで、気軽にあなたに合った保険会社を比較してみましょう。


重松 雄太

著者情報

重松 雄太
フリーランスのライター。
統計データと実体験をもとに、難しい内容をわかりやすく解説します。
好きなものはボクシング・バイク・ケーキ。

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「保険(Insurance)」とインターネット「ウェブ(Web)」の融合から、サイト名『インズウェブ(InsWeb)』が誕生しました。自動車保険の見積もりを中心として2000年からサービスを提供しています。現在の運営会社はSBIホールディングス株式会社となり、公正かつ中立的な立場で自動車保険のみならず火災保険に関する様々なお役立ち情報も提供しています。

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