火災保険の基礎知識

火災保険でブルーシートの仮修理費用や片付け費用は補償される?

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火災や自然災害などで被害を受けた場合、被害を受けた個所の修理費用に目が向きがちですが、屋根瓦が損壊した場合のブルーシートによる応急処置や壊れたものの残骸の片付けなどその他の費用もかかります。そうした費用も火災保険で補償されるのでしょうか。

本修理以外にも費用がかかる

火災や自然災害で住宅が被害を受けたとき、被害を受けたものそのものの修理費用以外にも様々な費用が発生します。

例えば、台風の後に雨漏りをするようになった場合、修理の前に原因となった場所の調査が必要です。また、屋根瓦が損壊してしまって修理をするまでに時間がかかる場合、雨風による被害拡大を防ぐためにブルーシートなどで応急処置をします。個別の家屋の事情によっても異なりますが、これには5万円前後の費用がかかります。他にも、修理中に家で過ごすことができず、その間の宿泊費がかかることがあります。さらには、火災などでの燃え残りや自然災害で大規模に損壊した場合の残骸の撤去費用がかかります。

このように被害を受けた個所の修理以外にも様々な費用がかかります。こうした費用を合計すると十数万円など意外と痛い出費となってしまいます。

費用保険金でカバー

火災や自然災害による被害個所の修理費用は契約している補償内容に含まれていれば火災保険で損害保険金が支払われます。それではそれ以外にかかる様々な費用はというと、費用保険金でカバーされます。

ポイント

損害保険金
保険の対象である建物や家財が損害を受けた時、その損害に対して支払われる保険金
費用保険金
建物や家財の損害の他にかかる様々な費用に対して支払われる保険金

費用保険金は保険会社によって内容や名称などが異なりますが、応急処置や片付けなどに使える費用保険金として代表的なものには以下のものがあります。

臨時費用保険金

火災や自然災害などによる事故が起きて損害保険金が支払われるときに、損害保険金とは別に支払われる保険金です。臨時の出費に充てるものですが特に使い道は指定されていません。

支払われる保険金は保険会社や契約内容などによって異なりますが、1事故あたり損害保険金の10%~30%(限度額100万~300万円)であることが多いです。

残存物取片付け費用保険金

火災や自然災害などで損害を受けた建物や家財の焼け残りや瓦礫などの残存物を片付けるための費用(建物の取り壊し費用、清掃費用、搬出費用など)の実費(損害保険金の10%が限度)が保険金として支払われます。

支払いの迅速化のために損害保険金としてまとめて支払うとする保険会社もあります。

損害防止費用保険金

火災、落雷、破裂・爆発が発生したときに、損害の発生や拡大の防止のために支出した実費が支払われます。例えば、以下のような費用について保険金が支払われます。

  • 消火活動に使用した消火薬剤の再取得費用
  • 消火活動に使用したことにより損傷したもの(着用物なども含む)の修理費用や再取得費用

※どのような費用保険金があるのか、また費用保険金の名称などは保険会社によって異なります。詳しくは保険会社や代理店にご確認ください。

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火災保険の補償内容を確認しておこう

自然災害による被害を受けた時に火災保険で補償を受けるためにはその自然災害による被害が火災保険の補償内容に含まれている必要があります。大雨による洪水や土砂崩れであれば水災補償、強風によって屋根瓦等が飛んでしまったり風で飛んできたものが当たって破損したりした場合は風災補償などです。

そしてこれは費用保険金の支払にも影響します。費用保険金の中には支払われる条件の中に損害保険金が支払われる場合という内容を含んでいるものがあります。例えば、水災補償を契約していない状態で水災の被害を受けた場合、契約していない水災補償が支払われないのはもちろんのこと、臨時費用保険金や残存物取片付け費用保険金なども支払われません。

火災や自然災害による被害を受けた後、思っていた通りに保険金を受け取れなかったということにならないように、どのような場合に保険金が受け取れてどのような場合には受け取れないのかしっかりと補償内容を確認しておきましょう。

まとめ

火災や自然災害の被害を受けた場合、損害が発生した場所の修繕にかかる費用以外にも応急修理や片付けなど様々な費用がかかります。そうした費用は費用保険金でカバーされます。どのような費用保険金があるのか、自動付帯かオプションかなどは保険会社によっても異なります。どのような補償内容になっているのか保険証券などで確認しておきましょう。そして、現在の内容に不足を感じるのであれば火災保険一括見積もりサービスを利用して保険会社の見直しをしてみましょう。一度に複数社の見積もりが取れるので複数の会社の補償内容や保険料を比較できます。比較することで今よりも良い補償内容・保険料の保険会社が見つかるかもしれません。

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