火災保険の基礎知識

お庭やベランダでBBQ!気を付けることは?

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ステイホームが推奨される世の中になり、様々な工夫をしてちょっとした非日常感を自宅で楽しむご家庭も増えているのではないでしょうか。自宅のお庭やベランダでバーベキューをしたり、テントを張ってキャンプ気分を味わうベランピングなどもより一層流行しています。
ただ、楽しさには危険も付き物。今回は、お庭やベランダでバーベキューをする際気を付けるポイントについて解説していきます。

自宅バーベキューで用意するもの

必須アイテム

まずは、自宅でバーベキューするときに用意するべき道具をご紹介します。
お庭でのバーベキューは、自宅に出入りしながらできるので、食器やカトラリー等は普段使っているものを使用することができるので楽ですね。基本的には、以下のアイテムが揃えばお庭でバーベキューをすることができます。

マストアイテム

バーベキューコンロ、テーブル、椅子、炭、チャッカマン、着火剤、食材、ライト

これがあるともっと良い!

上記のものは最低限のマストアイテムですが、快適さやQOLをあげるためにオススメのアイテムもご紹介します。音楽を聴きながらバーベキューを楽しんだり、キャンドルを焚いてリラックスしたり、ガーランドなどの装飾を施すことで気分を上げることもできるでしょう。

おすすめアイテム

音楽スピーカー、ランタン、キャンドル、ハンモック、蚊取り線香、クッション、ガーランド

自宅バーベキューの注意点

騒ぎすぎない

気の合う仲間や家族と楽しくバーベキューをすると、思わずテンションが上がり声量が大きくなってしまったり、騒いでしまうことがあるかもしれません。しかし周りには近隣の方や通行人などが多くいます。周囲に気を遣って、声量や音量は控えめにしましょう。

お酒を飲んでいると、自分ではそんなに騒いでいないと思っていても、他人からするとうるさいというケースもよくあるので気を付けましょう。

夜中までしない

周りの迷惑にならないよう、夜遅い時間のバーベキューは避け、21時くらいには片付けて家に入ることをおすすめします。大きな声を出さなければ大丈夫、という油断は禁物です。例え騒いでいなくても、バーベキューの明かりや匂いなどで近所の方に迷惑がかかってしまう可能性があります。

匂いに気をつける

バーベキューの炭火の匂いは、思っているより残ります。それは服だけでなく、室内や外壁、家具などにもついてしまうことがあります。また自宅だけでなく、近所の方の洗濯物などに影響を与えてしまった場合、とても迷惑になってしまいます。風向きや距離などを気にしてバーベキューコンロの設置を行いましょう。

火に気をつける

「さすがにバーベキューから火事にはならないだろう...」と軽く考えてはいけません。過去にも、バーべキューを原因とする火災や死亡事故は実際に何件も起こっています。特に子供がいるときは注視したり、コンロの炭の燃え残りにはしっかり水をかける等、対策を怠らないようにましょう。

火事対策のためにも、芝生やウッドデッキなど燃えやすいスペースに直置きでなく、レンガなどの耐火性の高いものを用いてバーベキュー用のスペースを作るとより安心です。

自宅バーベキューをする前の確認事項

管理規約を確認する

共同住宅のベランダでバーベキューを行う場合、絶対に忘れてならないのが建物の管理規約の確認です。法律的には、ベランダでの火器使用は許されていると考えられていますが、集合住宅の管理規約で火器使用が許可されていなければベランダバーベキューはできません。この規約を破ると退去通告を受ける可能性もありますので注意しましょう。

近所の方に声をかけておく

普段から近所の方々とコミュニケーションが取れている場合は、一言ことわりを入れておくと良いでしょう。事前に認識してもらうことで、自身も近所の方のストレスも軽減されます。また地域の親睦を深めるためにも、挨拶の際にバーベキューに誘ってみることで一緒に楽しむことができるかもしれません。

火災保険の補償範囲の確認

バーベキューなど火を扱うイベントをする際、常に火事のリスクは付き物です。火災保険は大きく分けると「家財」と「建物」をそれぞれ守る補償内容があります。どちらの補償にも入っておくことで、万が一火災事故が起こった際、物品の損傷も建物の損傷もカバーすることができるため安心です。火災事故が起こってからでは遅いので、事前に補償内容は確認しておきましょう。

火災保険を選ぶとき一括見積サービスを活用することで、効率よく保険料や補償内容を比較することができます。

バーベキューのトラブルに役立つ火災保険

延焼

火災保険が役立つ?

火災保険はその名前から「火事のときだけに使える保険」と勘違いをされることもありますが、バーベキューのトラブル時にも保険を適用できる可能性があるのです。
以下に、事例ごとの適用ケースをご紹介します。

保険が下りる可能性があるケース

参加した近所の方や友人を傷つけた

バーベキューの最中に、ぶつかってしまったり熱いものをこぼしてしまったりなどの不慮の事故で、参加していた近所の方や友人にケガをさせてしまった場合などは、火災保険の個人賠償責任特約で保険金が支払われる可能性があります。

火の粉が飛んで隣家が燃えた

火の粉がとび、隣家の洗濯物や木に燃え移ってしまった場合は、失火責任法で重過失がなければ損害賠償責任は発生しませんが、火災保険の失火見舞費用保険金をつけていれば見舞金を支払う分の保険金が出る可能性があります。
ただ、「重大な過失あり」とみなされた場合は、損害賠償責任が発生してしまいます。しかしその場合も、火災保険の個人賠償責任特約で保険金が出る可能性があります。

バーベキュー用品が壊れた

子供がぶつかった、自身が転倒した、など不慮の事故でバーベキュー用品が壊れてしまった場合、火災保険の破損・汚損に該当され火災保険で補償してもらえる可能性があります。
バーベキュー用品が壊れてしまった場合は、契約している保険会社に問い合わせて確認をしてみることで、修理費用や買い替え費用が保険から下りるかもしれません。

仮に、友人などから借りたバーベキューセットを壊してしまった場合は、借りた物まで補償の対象となるかは保険会社によって異なるため確認してみましょう。
※破損・汚損ではなく個人賠償責任特約での補償となります

保険が下りない可能性が高いケース

外壁のすす汚れ

炭や煙の影響で、「新築の白い壁なのに、すす汚れがついてしまった...」などのトラブルが起こった場合、一見火災保険の「汚損」の補償対象となるような気もしますが、すす汚れはあくまで予測可能な事象であるため、保険金が支払われない可能性が高いです。ただ、保険会社によっては条件が異なるため、確認してみてもいいかもしれません。

匂いがついてしまった

バーベキューの匂いはかなり気になる部分ですが、残念ながら火災保険の適用外です。匂いの感じ方は人によって異なり、時間が経つにつれて消えていくため査定ができなかったり、一般的な損害とは判断しがたいため、基本的に火事の匂いは保険適用外である旨が保険会社の約款に記載されています。

まとめ

今回は、お庭やベランダでバーベキューをする際気を付けるポイントについて解説しました。
楽しい時間をより心地よく過ごせるよう、オプションのアイテムを揃えたり、近隣の方など周囲への気配りを徹底したり、万が一のトラブルにも備えられるよう火災保険の補償内容や適用範囲は事前に認識しておきましょう。

また特約や補償内容によって、どこまで安心して補償を受けることができるのかが大きく変わってきます。火災保険は火事だけでなく、ステイホーム中の様々なトラブルに役立つこともあります。もし「何年も火災保険を見直していない!」というような方は、保険会社に相談をして既存の補償内容を確認したり、一括見積サービスを利用して、他社の補償や保険料を一度確認してみることもおすすめです。

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「保険(Insurance)」とインターネット「ウェブ(Web)」の融合から、サイト名『インズウェブ(InsWeb)』が誕生しました。自動車保険の見積もりを中心として2000年からサービスを提供しています。現在の運営会社はSBIホールディングス株式会社となり、公正かつ中立的な立場で自動車保険のみならず火災保険に関する様々なお役立ち情報も提供しています。

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