
火災保険では保険料を一括払や年払で支払えますが、月払いで支払うことも可能です。長期契約をすると保険料が数十万円になることもあるため、分割払いにして1回の支払金額を抑えたいという方もいるでしょう。しかし、月払いにするとデメリットもあります。よく検討したうえで支払い方法を選んでいきましょう。
火災保険の支払方法
火災保険の保険料の支払方法には、一括払・年払・月払があります。保険会社によっては一括払のみで年払や月払を選べない場合がありますので、事前に取り扱っている支払方法を確認しておくとよいでしょう。
一括払
全ての保険期間の保険料を一括して支払う方法です。火災保険は最長5年の長期契約ができ、5年契約の場合は5年分の保険料を一度に支払います。一度に支払う金額は高額になりますが、保険期間トータルの支払額は年払や月払と比べて安くなります。
年払
保険料を1年ごとに支払う方法です。年間単位で家計を管理している方や一括払の保険料は高額すぎるけど総支払額は抑えたい場合におすすめです。総支払額は一括払よりは高く、月払よりは安くなります。
月払
保険料を毎月支払う方法です。1回ごとの支払額を抑えることができます。ただし、総支払額は一括払や年払に比べて高くなります。
月払いのメリット・デメリット

メリット
1回に払う金額が少ない
火災保険は1年以上の長期契約が可能ですが、一括払になると一度に支払う保険料も高額になります。たとえば、一戸建ての家を5年契約する場合、一括払の保険料が10万円や20万円を超えることも珍しくありません。
月払いでは毎月分割して支払うため、一度にまとまった金額を用意せずに済み家計への負担を抑えることができます。一般的に、木造住宅や築年数が古くなると保険料も割高になる傾向があります。お住まいの火災保険料が高額になり一度に支払うのが難しい場合には、月払いにすることで支払い負担を分散できます。
デメリット
支払総額が高くなる
月払は1回に支払う保険料は抑えられるものの、年払や一括払に比べてトータルでの保険料が高くなります。特に5年などの長期契約の場合は総支払額が5%以上高くなることもあります。
払い漏れの可能性が高くなる
毎月保険料を支払うため、何らかのトラブルで保険料を支払えない場合には火災保険が失効や解除となる可能性も増えてしまいます。クレジットカードの有効期限をきちんと管理する、保険料を支払う口座にお金を入れ忘れないようにするなど保険料の払い漏れがないようにする必要があります。
支払方法が限られる
火災保険はクレジットカードや口座振替、銀行振込、コンビニ払い、キャッシュレス決済などで支払うことができますが、月払では支払方法が限られていることが多いです。クレジットカード払いや口座振替など、保険会社によって利用できる方法が異なるため、加入先の支払方法をよく確認しておきましょう。
保険料を安くする方法は?

火災保険を月払いにすると1回の支払額が抑えられるものの、保険料の総額は高くなってしまいます。とはいえ、一括払や年払でまとまったお金を支払うと家計に余裕がなくなってしまう場合もありますよね。そこで、保険料を抑える方法を紹介します。
長期契約にする
火災保険の契約期間は1~5年から選べます。契約期間が長いほど割引率が高く、保険料が安くなります。そのため、1年契約を5年間繰り返すよりも5年契約にした方が保険料を抑えることができます。また、もし契約期間中に保険料の値上げが発生しても、次の満期までは現在の保険料のまま据え置きとなるのもポイントです。
割引制度を活用する
火災保険には様々な割引制度があり、代表的なものとして以下のような割引があります。
| 割引の種類 | 内容 |
|---|---|
| ホームセキュリティ割引 | 火災、盗難を常時監視するシステムを導入し有効に機能している場合に適用 |
| オール電化割引 | 空調、給湯、調理などすべての設備を電気でまかなう住宅の場合に適用 |
| 耐火性能割引 | 建物の耐火性能が高い省令準耐火構造の場合に適用 |
| WEB申込割引 | WEBサイトで契約手続きをした場合に適用 |
保険会社によって取り扱っている割引は様々で、同じ割引でも割引率や適用条件が異なることがあります。保険料を安く抑えるためには保険会社を比べることが大切です。
保険会社を比べる
火災保険は同じ補償内容でも保険会社によって保険料に差が出てきます。保険料を安い会社を見つけたいのなら保険会社を比べてみましょう。しかし、火災保険を扱っている会社は10社以上あるため、一社ずつ火災保険の見積もりを出してもらうのは大変です。
そこで、火災保険一括見積もりサービスを利用してみるのはいかがでしょうか。一度の情報入力で複数の保険会社の見積もりを取ることができるため、簡単に安い火災保険を見つけられます。時間もお金も節約して、我が家に合った火災保険を見つけてみましょう。
よくある質問

月払はコンビニ払いできる?
払込票をコンビニのレジで提示して保険料を支払うコンビニ払いですが、月払いでは対応していないことが一般的です。保険会社によって異なりますが、月払いを利用できるのはクレジットカードや口座振替が多いです。
地震保険も月払いできる?
多くの保険会社では、地震保険は月払いできないことが多いです。地震保険の場合、一般的に一括払や年払のみ対応しているようです。
戸建てや賃貸でも月払いできる?
戸建てや賃貸の場合でも月払いが可能です。ただし、賃貸用の火災保険では月払いを取り扱っていない保険会社もありますので、加入前に確認しておきましょう。
まとめ
火災保険は最長5年までの長期契約ができるため、契約期間の保険料が数十万円と高額になる可能性があります。一括払で支払うと家計が厳しくなる場合は月払をすることもできます。月払は1回当たりの保険料支払額を抑えられるというメリットはありますが、保険料の総支払額が一括払と比べて高くなったり、選択できる保険会社や支払手段が限られたりするデメリットもあります。それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで最適な支払方法を選んでいきましょう。

著者情報
堀田 健太
東京大学経済学部金融学科を卒業後、2015年にSBIホールディングス株式会社に入社、インズウェブ事業部に配属。以後、一貫して保険に関する業務にかかわる。年間で100本近くの保険に関するコンテンツを制作中。

