火災保険料を安くするには

火災保険は重複契約しても補償は多くもらえない

投稿日:2019年3月8日 更新日:

ときどき火災や自然災害などで損害を受けた時に多くの保険金がもらえるように複数の火災保険に加入している人がいます。しかし、火災保険を重複して加入するメリットはありません。単に保険料の無駄払いになっているケースがほとんどなので気をつけましょう。

火災保険の保険金は損害額まで

同じ建物や家財に2つ以上の火災保険をかけることを「重複保険」といいます。複数の保険会社に加入することはできますが、保険会社から支払われる保険金は実際の損害額までです。2つの保険会社と契約していても2倍の保険金がもらえるわけではありません。生命保険とは違い、火災保険や自動車保険などの損害保険は受けた損失を穴埋めするためのものだからです。

また、火災保険において、他の火災保険に入っているか否かということは告知事項となっています。保険会社に複数の火災保険に入っていることを伝えていないと告知義務違反として契約解除される場合もあります。

重複保険が有効なケース

火災保険に重複して加入することはほとんどの場合保険料の無駄払いになりますが、保険金額の合計が建物や家財の評価額を超えなければ保険料が完全に無駄になっているとは言えません。現在加入している火災保険の保険金額が建物の評価額に満たないので、不足分を補うために別の火災保険に入ったというような場合には有効です。ただし、この場合でも設定できる保険金額が上限値でも足りないなどの特殊な場合でなければ、契約手続きや保険料支払いなどの手間が倍必要となるので一つにまとめた方がスマートでしょう。

火災保険と火災共済の重複は大丈夫?

保険と共済なら重複して加入しても両方から保険金・共済金がもらえると思っている人もいるようですが、そうはいきません。火災共済同士を重複して加入していた場合や火災保険と火災共済に重複して加入していた場合でも、火災保険同士を重複して契約していた場合と同様に損害額を超える保険金・共済金は支払われません。

 

地震保険の補償内容を厚くしたいなら?

地震保険の保険金額は火災保険の保険金額の30%50%の範囲で、建物は5,000万円、家財は1,000万円を上限としています。最大で50%までしか補償されないので、重複して加入したい気持ちになりますが、火災保険と同様に重複して契約していても意味はありません。それでは、地震に対する補償をより手厚くするにはどうすればよいのでしょうか。

一つの選択肢としては、保険会社が独自で設けている補償の上乗せを利用することです。一部の保険会社では100%まで補償を上乗せすることができます。その分保険料は上がってしまいますが、地震に対する備えは手厚くしたいという場合は検討してみるとよいでしょう。

また、地震保険とは別の保険である「地震補償保険」に入ることを検討するのもよいでしょう。地震補償保険は火災保険とセットの地震保険とは違い単独でも加入でき、また、地震保険と併用して加入することもできるので、地震保険の不足分の上乗せとして利用することができます。地震補償保険の保険金は地方自治体が調査し発行する罹災証明書に基づいて支払われます。

保険会社が独自に設定する上乗せを利用するにしても地震補償保険に加入するにしても追加で保険料が必要となります。必要な補償と保険料のバランスを考えて加入するようにしてください。

まとめ

火災保険は生命保険とは違い、重複して加入していても実際の損害額までしか保険金は支払われません。「焼け太り」は認められていないのです。重複して加入するのは保険料の無駄払いとなるので複数加入している場合は補償内容を確認して1社に絞りましょう。

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